こんにちは、今日は標本の保管の仕方と標本箱の種類を解説していきます。(ドイツ箱メインです)
★標本箱の紹介
- ドイツ箱
- シーラー箱
- 桐箱
- ボール紙製標本箱
★ドイツ箱
※ドイツ箱に関しては標準サイズのみ紹介
大型ドイツ箱 (標準型)
507 x 418 x 60 mm
中型ドイツ箱
425 x 325 x 55 mm
小型ドイツ箱
250 x 200 x 55 mm
こちらは特注型のドイツ箱
これも特注型
薬品を入れるものと、縁が着いてます
大〜小まで並べてみました。小型サイズは、持ち運びや、インテリアに使えます。
★シーラー箱
安いですが、プラスチックで出来ているので、気密性は悪いです、耐久性も良くないので、すぐ割れます。ちゃんと管理をすれば標本も長持ちします。やはり使ってる人はあまりみないです😭
★桐箱
主に桐でできています。木でできていますが、気密性はドイツ箱より劣ります。極端な話ですが、蓋は簡単に空いてしまいます。
★ボール紙製標本箱
紙でできています。安いですが、気密性は1番悪いです。軽いので持ち運びに最適かも。
★標本の保管の仕方
ドイツ箱に乾燥した標本を保管します。
今回は甲虫でやります🙇♀️
大型の昆虫は大きくて動いてしまうので針で固定します。
1.写真のように水平になるように刺してください。斜めっていると見栄えが悪なります。
2.針を刺して固定
写真のように針を刺してください。
前足は上からクロスする感じで刺してください。
中足はしたから支えるように針で固定。
心配であれば後ろ足も固定。要は動かなければいいです。
ラベルを付けて完成
★標本の保管方法
化学製品の防虫剤等の固形薬品で保管します。
標本箱の底に針で固定してから蓋をしてください。
例 : 写真の右上の様に固定
★防虫剤の種類
本記事では3種類紹介します。
- パラジクロロベンゼン
- ナフタレン
- 樟脳
・パラジクロロベンゼン
最近の主流は主にこの薬品です。
・ナフタレン
昔の防虫剤によく使われていました。
パラジクロロベンゼンより匂いが強いので良いイメージはないです。
・樟脳
クスノキから採った天然成分です。
虫はこの匂いを嫌うため近づかない様です。
天然なので結構高いです。昔はドラックストア等で並んでいたようですが、最近は減った感じですね。
筆者はナフタレンの匂いが好みです。
ちなみにパラジクロロベンゼンの匂いは嫌いです。
上記3種類とも体に有毒なので直接嗅ぐのはやめましょう。
使用する際は必ずひとつにしてください。
複数にすると薬品が結晶化し、ペフが溶けるらしいです。
※防虫剤の注意事項にも記載されていると思います。
(写真はネオパラエース : パラジクロロベンゼン)
★標本箱の保管場所
風通しがよく、湿度が低い場所で保管してください。お風呂場や、洗面所はアウトですね
湿度が高すぎると変形したり、割れたりします。
標本棚とかDIYやオーダーできるんですけど、溜まると置き場所に困りますね。
標本の管理を怠って、出しっぱなしにすると最悪写真のようになります
カビが生えて、カツオブシムシに食べられます。
標本から粉状のものが出てきたら注意してください。カビは生えても除去できますが、虫食いはバラバラになってしまうため、修繕が大変です。
せっかく作った標本はしっかりと保管してください。
★標本箱の購入先
バードウィング様
むし社様
T-Wood様
今回は以上です。
最後までご覧頂きありがとうございました🙇♀️
リクエスト等ありましたら、コメント欄にてお願い致します。
Justin.
#昆虫標本 #ドイツ箱 #標本